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不動産売買は、人生で最も大きな買い物の一つ。いざ「不動産を探そう!」と思っても、「何から始めればいいんだろう?」「専門用語が多くてよくわからない…」と感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、不動産の購入や売却を検討している初心者の方に向けて、知っておきたい専門用語や、不動産売買の一連の流れをわかりやすく解説します。
事前に基礎知識を身につけておくことで、安心して不動産取引を進められるようになります。ぜひ最後まで読んで、後悔のない不動産取引への第一歩を踏み出してください。
不動産取引でよく見る専門用語を解説
不動産取引では、普段聞き慣れない専門用語が数多く登場します。ここでは、特に重要で頻出する用語をいくつかご紹介します。
- 専有面積(せんゆうめんせき): マンションなどの区分所有建物において、各所有者が独占的に使用できる部分の面積のこと。壁や柱の中心線で囲まれた部分(壁芯)で計算されるのが一般的です。パンフレットなどに記載される面積は、この専有面積を指すことがほとんどです。
- 建蔽率(けんぺいりつ): 敷地面積に対する建築面積の割合のこと。例えば、建蔽率60%の土地が100㎡なら、建てられる建物の面積は最大で60㎡となります。都市計画法によって定められています。
- 容積率(ようせきりつ): 敷地面積に対する延床面積(建物の各階の床面積の合計)の割合のこと。例えば、容積率200%の土地が100㎡なら、延床面積は最大で200㎡までとなります。建物の大きさや高さを制限するために重要です。
- 担保(たんぽ): 借金の返済ができなくなった場合に備え、あらかじめ提供するもののこと。住宅ローンでは、購入する不動産そのものが担保となるのが一般的です。これを「抵当権(ていとうけん)」といいます。
不動産取引の流れ【購入編】
不動産を購入する際の流れを簡潔にご紹介します。
- 資金計画: まずは自己資金や住宅ローンの借入可能額を把握し、予算を立てます。
- 物件探し: 希望する条件(エリア、間取り、築年数など)を整理し、インターネットや不動産会社を通じて物件を探します。
- 内覧・申込: 気になる物件があれば実際に足を運び、内覧を行います。購入したい物件が見つかったら、購入申込書を提出します。
- 売買契約: 宅地建物取引士から重要事項説明を受け、内容を理解・納得したうえで売買契約を締結します。
- 住宅ローン手続き: 金融機関に住宅ローンの本審査を申し込み、承認を得ます。
- 決済・引き渡し: 住宅ローンの実行とともに、売主に残代金を支払い、鍵を受け取って引き渡しが完了します。
不動産取引の流れ【売却編】
不動産を売却する際の流れも確認しておきましょう。
- 査定依頼: 複数の不動産会社に査定を依頼し、売却価格の相場を把握します。
- 媒介契約: 査定額や会社の対応を比較し、信頼できる不動産会社と媒介契約を結びます。
- 売却活動: 不動産会社が広告活動やオープンハウスなどを実施し、買主を探します。
- 売買契約: 購入希望者が見つかれば、価格や条件を交渉し、合意に至れば売買契約を締結します。
- 引き渡し準備: 住宅ローンの残債がある場合は完済手続きを行い、引越しや清掃を済ませます。
- 決済・引き渡し: 買主から売買代金を受け取り、所有権移転登記を申請して物件を引き渡します。
不動産の購入・売却にかかる費用
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不動産取引では、物件価格以外にもさまざまな費用が発生します。
- 購入時: 仲介手数料、印紙税、登記費用、不動産取得税、固定資産税・都市計画税の清算金、火災保険料など。一般的に、物件価格の5~10%程度が必要とされています。
- 売却時: 仲介手数料、印紙税、抵当権抹消登記費用、譲渡所得税(売却益が出た場合)など。売却価格の3~5%程度が目安となります。
これらの費用は事前に把握し、資金計画に含めておくことが大切です。
不動産取引を成功させるためのポイント
初めての不動産取引を成功させるためには、以下のポイントを意識しましょう。
- 情報収集を徹底する: インターネットや書籍で情報を集めるだけでなく、実際に不動産会社に相談して最新の市場動向や物件情報を手に入れましょう。
- 複数の不動産会社に相談する: 複数の会社に査定や物件探しを依頼することで、価格やサービスの比較ができます。信頼できるパートナーを見つけることが成功の鍵です。
- 分からないことはすぐに質問する: 専門用語や契約内容で不明な点があれば、その都度、不動産会社の担当者に質問しましょう。納得するまで確認することが重要です。
まとめ
この記事では、不動産取引を検討している初心者の方に向けて、知っておきたい基礎知識を解説しました。不動産売買は、大きな金額が動く重要な取引です。
専門用語や手続きの流れを事前に理解しておくことで、安心して取引を進めることができます。
今回の内容を参考に、あなたの不動産取引が成功することを願っています。
もし、不動産取引についてさらに詳しく知りたいことがあれば、ぜひお近くの不動産会社に相談してみてください。
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